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トレーナー論

パーソナルトレーナーになるための専門知識

2023.10.20

トレーナーになるには
パーソナルトレーナーになるには専門知識が必要

パーソナルトレーニングとパーソナルトレーナーが日本に浸透してから10年以上が経ち、フィットネス業界はその規模を拡大し続けています。私はトレーナー養成校の講師を務めており、生徒の皆さんは大抵がトレーニングが好きで、自分自身も運動やスポーツを楽しんでいます。

トレーナー志望者が増えていることや業界規模がまだ拡大していることは非常に喜ばしいことです。

トレーナー養成校に入学する生徒が増えるということは、それだけ専門知識を身につけて、最短距離で現場に立ちたいというニーズがあるからです。

トレーナーの専門知識とは

では、専門知識とは何でしょうか?細かく分類すると以下のようになります。

【トレーナーが学ぶ専門知識】

  • 運動生理学
  • 機能解剖学
  • 生体力学(バイオメカニクス)
  • 柔軟性(ストレッチ)
  • 栄養学
  • 特別な集団
  • 測定・評価
  • プログラム設計
  • 指導実践
  • 応急処置
  • スポーツ障害
  • スポーツ医学
  • 運動心理学

これらの知識は、専門学校やトレーナー養成校で学ぶことが出来ます。

上記に加えてパーソナルジムの企業に入社すれば、次のことも行わなければなりません。

【パーソナルジムでの仕事】

  • カウンセリングの入会率向上
  • サプリメントの販売向上
  • クライアントへの食事指導
  • クライアントへのトレーニング指導
  • 延長率の向上
  • 退会率の減少
  • 月間セッション本数の増加
  • 顧客管理
  • 予約管理
  • 清掃

【トレーナーの一日の仕事】

【トレーナーの一日の仕事】

  1. 出勤して打刻を打つ、食事メールの確認
  2. 3~4本連続でセッション(1回あたり約60分)
  3. 余った時間で食事のアドバイスのメールに返信、予約変依頼のメールに返信
  4. 休憩(約1時間)
  5. 3~4本連続でセッション
  6. 余った時間でメール返信、日報作成
  7. 清掃
  8. 帰宅

一般的にはこのようになりますが、店長になると顧客管理に加えてトレーナー管理業務、売上管理、報告書作成、会議などが+されます。

まとめ

トレーナーの専門学校でも養成校でも、皆共通して挫折する分野は”機能解剖学”です。骨と筋肉そして起始・停止・機能を全て覚えなければなりません。

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例)

大胸筋

起始

  • 鎖骨頭→鎖骨の内側前方1/2
  • 胸骨頭→第1~第6肋骨の肋軟骨の前面とその胸骨部分

停止

  • 大胸筋の腱が平たく5~7cmの幅で上腕骨の大結節稜に付着

機能

  • 鎖骨部→肩関節の屈曲・外転・水平屈曲・内旋
  • 胸肋部→肩関節の内転・水平屈曲・内旋・伸展

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大胸筋だけでこの量を丸暗記する必要があり、これを全身覚えなければなりません。ここで皆挫折します。

私がいた頃の専門学校では、機能解剖学で挫折する生徒が多数でた結果、「機能解剖学をやっても現場では使わないと先輩が言ってたからやらなくても良い」「解剖学は捨てて他のを勉強する」という文句が入学して3か月後に多数出ます。

確かに機能解剖学の知識をクライアントに披露することは殆どありません。

しかし全てのトレーニング種目は、その根拠が機能解剖学を大前提に作られたものです。解剖学が分からないと生体力学やストレッチもまた分からなくなります。

様々なトレーニング専門書や雑誌も解剖学を暗記していることが大前提で全て書かれています。セミナーに参加しても全ての専門知識を知っていることが大前提で話が進みます。置いて行かれないようにしたいですね。

飽和状態になりつつあるフィットネス業界は、いつしかトレーナーで溢れてしまうかもしれません。その中で淘汰されない為にも、トレーニングの専門知識、セールス、経営知識は勉強を続けなければなりませんね。

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