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トレーニング理論

エネルギー代謝➀

2023.10.29

代謝とは、体内で生じる全ての化学反応の総称で、身体では一つ一つの細胞で絶えず代謝が行われています。
例えば、私たちの身体は呼吸や心臓を動かすなどの生命活動を絶えず行うために常にエネルギーを作らないといけません。その為に食べ物を摂取しています。食べたものを分解し、エネルギーを代謝によって取り出しています。この過程で得られるものをATP(アデノシン三リン酸)といいます。
この

代謝:異化と同化

身体は食べたもので構成されており、たんぱく質や糖質を沢山食べれば、筋肉などのより代謝の高い身体を合成することが出来ます。このように食べ物で身体を作ることを同化と言います

一方で食べ物は身体を作るだけでなくエネルギーとしても利用されます。炭水化物を食べて運動するとエネルギーとして使われますね。これを異化と言います。

▶今回は異化について詳しく説明いたします。通常、筋トレ、有酸素運動、スプリントなどの運動の種類によってそれぞれエネルギーの使われる過程が違います。運動とエネルギー代謝の過程を知ることは、ダイエットや筋力アップを行う上で絶対に必要な知識となります

ATP

➀糖質や脂質などの栄養素を分解したときに放出されるエネルギーをATP(アデノシン三リン酸)といいます

②このATPをADP(アデノシン二リン酸)に分解する時に放出されるエネルギーを利用して筋肉が収縮し、生命活動を行っています。

③ATPはあらゆる運動に必要となってきますが、ATP合成の経路として、CP系、解糖系、有酸素系の3種類があります。

ATP-CP系代謝機構(無酸素性)
Cr(クレアチン)+P(リン酸)→CP(クレアチンリン酸)

上記の過程でATPを合成します。短時間で多くのエネルギーを必要とする場合にこのATP-CP系を利用します。持続時間は約8秒で、瞬発力・パワーを必要とするウェイトリフティングや短距離走選手に必要なエネルギー機構になります。トレーニング中の高出力の持続時間に関わりますので、クレアチンというサプリメントは、筋力アップの効果が期待できます。

解糖系代謝機構(無酸素性)
糖質→ブドウ糖→ピルビン酸→乳酸

上記の、ブドウ糖からピルビン酸に分解される過程でATPを作ります。持続時間は約33秒。筋力トレーニングをしている方は、エネルギーを発揮するために糖質を十分に摂取しなければなりません。毎回のセットごとに40~50秒程度(10RM)の重りを動かすので、筋トレをしているかたは、解糖系が最も適したエネルギーの供給機構となります。

酸化系代謝機構(有酸素性)
ピルビン酸、脂肪酸、酸素、ビタミンB群をTCAサイクルの過程で水と二酸化炭素にまで分解し、ATPを生成

上記の過程で糖質や脂肪などをエネルギー源とする代謝機構になります。有酸素運動で脂肪燃焼をしやすいのは、この酸化系代謝機構で脂肪酸を使うからです。また、栄養素の条件が揃えば理論上は無限にエネルギーを生成できます。マラソンなど、長距離を走るランナーにとって重要なエネルギー機構になります。

まとめと補足

  1. ATP(アデノシン三リン酸)はエネルギーを「作る」ものではなく、エネルギーを「蓄える」ものです。食物から得られるエネルギーは、ATPの形で蓄えられ、必要に応じて使用されます。
  2. ATPはADP(アデノシン二リン酸)に分解するときにエネルギーが放出されますが、そのエネルギーは筋肉の収縮や他の生命活動を行うために使用されます。つまり、ATPはエネルギーを「使う」ためのものであり、それ自体がエネルギー源ではありません。
  3. ATP合成の経路として、CP系、解糖系、有酸素系がありますが、これらはすべて異化反応の一部です。これらの経路は食物から得られるエネルギーをATPという形で蓄える方法を示しています。
  4. 同化反応は食物から得られる栄養素を使って身体の組織を作り出す過程です。たんぱく質や糖質を食べると、それらは身体内で分解され、新しい細胞や組織を作るために使用されます。

これらのプロセスは非常に複雑であり、さまざまな生化学的反応が関与しています。

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