栄養
2023.10.01
ダイエットを開始して、適切な運動指導と食事管理の下、体重は順調に落ちていきます。しかし、指示通りにメニューをこなしているにも関わらず体重が落ちなくなる時期があります。
原因は様々です。疲労とストレスでのオーバーワーク、生理時期、ホメオスタシス、GI値の高い食品を知らずのうちに食べている、いつの間にかカロリーをオーバーしている等
本日は、その中でも”ホメオスタシス”についてお伝えいたします。
ホメオスタシスとは、恒常性維持機能のことです。
例えばダイエットを開始する場合、前提として「消費カロリー>摂取カロリー」というカロリー収支バランスの維持が基本ですが、これを長期間続けると体は飢餓状態と判断し、脂肪の消費を節約します。これがダイエットの停滞期です。ホメオスタシスが機能している状態です。
そこで、「チートデイ」が登場します。これは、1日だけ摂取カロリーを増やすことで体を飢餓状態ではないと錯覚させ、脂肪の燃焼を再開させる方法です。
チートデイのポイントは以下の通りです:
➀チートデイは、毎日ハードな食事管理を続けている人にとってはモチベーションの一つになります。それ故に張り切りすぎてしまい、朝食で一気に食べてしまいます。今迄食事の節制を続けてきたことで胃は小さくなっています。そこにドカッと食べ物を放り込むと下痢になったり、負担が大きくて昼~夜にかけて殆んど食べれなくなるケースがあります(このケースは多いです)。そうならないよう、分食という形で反動のこないようにゆっくり食べていきましょう。
②炭水化物を摂るのを怖がる方が多いです。罪悪感があるかもしれませんが、次の日からまた節制すればいいので遠慮なく食べましょう。炭水化物を食べることで1,食物繊維が取れてお通じが良くなる2,グリコーゲンを溜めて筋トレのパフォーマンスが高まる、等の効果も期待できます。
③食べるものは、栄養価の高い物を食べるようにしましょう。例えば、餃子はたんぱく質、糖質、脂質、ビタミン、ミネラル全て含まれており、完全栄養食と言われるほど栄養価が高いです。カレー、すき焼き、おでんも良いですね。逆に、高カロリーにも関わらず栄養価が低いものはそこまでお勧めではないです。例えば洋菓子やお酒ですね。
④休みの日にチートデイを設定しましょう。(仕事の日にやるのはキツイです)
※※ただし、チートデイは全ての人に適しているわけではありません。チートデイの 条件に当てはまらない場合もあります。
・順調に体重、体脂肪率が落ちていてそもそも停滞期ではない。
・元々少食でそんなに沢山食べられない。
・停滞期の理由がホメオスタシスではなく、生理などその他が理由。
そういった場合はチートデイではなく、別の方法で行っていきましょう。 チートデイは強制ではないので、直前まで体重計や体調等を確認しながら、判断して頂ければと思います。
ポイントは、 家に体重計があるなら、毎朝の起床後、トイレいった後に体重を測る習慣をつけて頂ければ、毎日同じ条件で体重が計れるので体の変化を見れやすいです。チートデイの判断材料にもなると思います。
チートデイは楽しみましょう。
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