メンテナンス
2023.12.11
▶睡眠について、現在でも全て解明されているわけではありません。ただし、幾つかの説があります。
➀体内時計によるもの・・・人には体内時計があり、昼と夜のリズムを刻んでいます。その調節として寝ているのではないか、という説。
②物質蓄積による説・・・起きている状態だと何らかの物質が溜まり、眠気が強くなるというもの
③脳と身体の休息・・・疲れた心身を休める時間であるだけでなく、積極的な心身の健康づくりの時間でもあるという考え
④記憶の整理と定着・・・レム睡眠や、脳の活動が緩やかなノンレム睡眠には、記憶の整理や定着をする働きがあることが分かってきました。
⑤脳の老廃物排出・・・ノンレム睡眠中には、脳の老廃物(アルツハイマー型認知症のリスク因子)を排出する機能があることも分かっています。
色々な考えや説がありますが、全て分かっているわけではありません。もしかしたらこれから新たな発見があるかもしれません。
よく聞く「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」という2種類の眠りで睡眠の周期を作っています。眠りにつくと、
・前半は、深いノンレム睡眠がまとめて現れる。
・以降は、浅いノンレム睡眠とレム睡眠が多くなります。
・朝になるにしたがって、レム睡眠が増えて全体的に浅くなっていき、次第に目が覚めやすくなっていきます。
Rapid Eye Mobement とは、眼がランダムにぎょろぎょろと動き、全身の筋肉のトーンが低下します。特に夢を見る時に起こります。
一般的に睡眠の20%をREM睡眠にとる必要があります。だいたい8時間睡眠をとると、その20%の1.6時間(96分)REM睡眠に使うことになります。
▶睡眠の質が低下している可能性があります。
睡眠不足⇒グレリン(食欲を促すホルモン)の増加⇒不必要に食べてしまう。
寒すぎず、暑すぎない室温にします。
入眠時は、身体内部の温度が低下することによって眠気が促されます。
※室温が低すぎると、手足の血管が収縮して皮膚から放熱がされずに体温は高くなってしまいます。
ポイント!↓
▶日中と寝る前の間に緩衝の時間を持つと、身体は入眠の準備をするようになる。
寝る前のルーティンとして、温かいミルクを飲むなどしてリラックスすると精神的に入眠しやすくなります。
▶バナナとヨーグルト
糖分は眠気を誘う要素の一つです。
※アルコールは眠りが浅くなるので注意
※胸焼けしやすい人は、スパイシーな食べ物は避けましょう
※眠っている間は消化が緩やかになりますので消化不良に注意しましょう
▶メラトニンの生成にはたんぱく質を分解したアミノ酸の一つであるトリプトファンが必要になります。
▶摂取することで次の変化があります。
➀トリプトファン⇒②セロトニン(ストレス緩和ホルモン)⇒③メラトニン(睡眠の質向上)に変化します。
※朝のトリプトファン接種が夜にメラトニンになります。なので朝はトリプトファンを多く含むものを食べましょう。
▶脳の松果体からメラトニンという神経ホルモンが分泌されることで眠気が生じ、スムーズに入眠できます。睡眠、覚醒に深く関連するホルモンの一つです。
夜21時~午前9時の間に分泌されますが、夜中の2~3時頃をピークとして分泌されます。
▶メラトニンの役割
1,睡眠の安定化
2,体内時計の調整
※朝の日光を浴びて抑制されたメラトニンが、約15時間後に上昇し、眠気を誘います。
自然に睡眠サイクルを整えるためには、朝同じ時間にしっかりと起きて日光を浴びて、夜は決まった時間に寝るようにするのが大切です。
▶日光を浴びることで生成されます。日光を浴びるのが難しい場合は食事から摂取しましょう。ビタミンDを摂ることで、カルシウムの吸収を高める、免疫が強くなる、ホルモン(セロトニン)分泌が高まる、アレルギー反応を抑える(炎症レベルを下げる)、
▶ビタミンDは脂溶性ビタミンなので、油と一緒に摂取すると吸収が高まります。
※セロトニン”幸せホルモン”と呼ばれ、鬱症状の緩和をしてくれます。また、セロトニンは夜になるとメラトニンに変化するので睡眠の質の向上にも繋がります。
▶睡眠に良い効果がたくさん含まれており、寝る前に飲むと効果的
フラボン・・・炎症を抑える効果があります。それにより癌や心臓病のリスクを抑えます。また、免疫力を高める、心の健康を保つ、皮膚の調子が良くなる等の美容効果があります。
アピゲニン・・・脳に働いてリラックスさせる効果があります。それにより睡眠の質が高くなり、不眠症を和らげます。
▶睡眠の効果があると言われています。
フラボノイド・・。・心と体に良い影響を与えてくれます。また、身体の炎症を抑える、心の病気のリスクを抑える等の効果があります。
ガンマアミノ酸(GABA)の量を増やし、ストレスや緊張を和らげる効果があります。
▶ビタミンC、ビタミンE、カリウム、葉酸が多く含まれています。非常に高い抗酸化作用があり、またセロトニンも含まれていますので、睡眠に良い効果があると言われています。
▶マグネシウム・・・睡眠において重要な成分です。体内時計を整えてくれる効果があります。また、コルチゾール(ストレスホルモン)を減らす、メラトニン(眠りを深くする)を増やすなどの効果があります。トリプトファンも多く含まれています。また、炭水化物、カリウムも多く含まれています。
炭水化物・・・トリプトファンが脳に行きやすくなる。
カリウム・・・余分な塩分を排出し、むくみを改善する。
▶炭水化物を摂取すると血糖値が上昇して睡眠に影響を及ぼすと言われています。
炭水化物を摂取すると、血糖値が上昇し、オレキシンという覚醒を促す物質の分泌が抑制されてしまい、眠気を感じるようになります。
▶炭水化物を大量に摂取すると、膵臓からインスリンが分泌され、急激に増えた血糖値を下げます。
その結果、血糖値は急降下し、エネルギー源である糖質が脳に行きわたらなくなり、眠気を感じたり頭がぼーっとしたりします。
対策:
▶炭水化物を摂取する時は、食物繊維が豊富な「複合炭水化物」を摂るようにしましょう。これにより食後の血糖値が緩やかになります。
▶食事の時間を空けすぎない、食事前にコップ一杯の水を飲む、野菜とタンパク質から食べる、早食いはしない、腹8分目で抑えるなどの対策もあります。
※紅茶とハーブティーの違い
▶紅茶・・・ツバキ科のチャノキの葉が原料。ハーブには分類されない。紅茶は、茶ノ木から摘み取られた茶葉を発行させて作られます。カフェインが含まれており、独特の味わいがあります。カフェイン額含まれているため、目を覚ましたいときに飲めます。
▶ハーブティー・・・香りを持つ植物を原料にしています。茶葉ではなく様々な植物を利用しています。葉だけでなく、花や茎の部分も利用しています。カフェインを含まないものが多いので、就寝前に飲むのに適しています。
➀朝:
・同じ時間に起きてウォーキングをして日光を浴びます。
・たんぱく質を摂りましょう。(卵、魚の缶詰、豆腐、納豆)
・バナナかキウイをデザートに食べましょう
②昼:
・15~30分ほど昼寝をしましょう
・アーモンドを一袋(27gくらい)食べましょう
・カモミールティーやパッションフラワーティーを飲みましょう
・適度な運動をしましょう
③夜:
・同じ時間に寝ましょう。
・日中行動と、入眠の間に緩衝時間を入れましょう
(◎読書、◎ホットミルク。×スマホは注意)
・ぬるめの入浴
・抱き枕使用
・スマホ禁止
line登録はコチラ