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栄養

低糖質ダイエット完全解説

2024.05.02

夏に向けて痩せる

▶夏になると薄着になるので二の腕太ももを露出する機会が増えます。また、厚着をしないのでお腹周りのボディラインも見えやすくなります。
女性はお腹周り、二の腕、太ももをメインに痩せたいと願い、パーソナルトレーニングで短期集中で痩せたいと思い来店される方が多いです。
男性は、お腹周りの脂肪を落とすのに加えて、胸板や肩・腕周りをがっちりさせたいと願い、パーソナルトレーニングに来店される方が多いです。

しかしいきなりパーソナルジムの扉をたたくのはハードルが高い人もいると思います。「失敗したら嫌だ」「無理やり入会させられないかな」など不安を持つ人もいると思います。そこで今回は初めてでも実践できる低糖質ダイエットを紹介いたします。実際にお客様の食事管理で説明する内容を盛りだくさん書いています。一回読んだだけでは難しいかもしれないですが、何回も読んでいただき、今までの栄養に関して書いてある記事とも読み合わせをすることで実践してみてください。

この記事では、これからダイエットを始めたい!という方向けに糖質を制限して痩せる低糖質ダイエットを紹介いたします

有名なダイエットの種類

➀低脂質ダイエット(ローファット)

②低糖質ダイエット(ローカーボ)

③完全糖質カット(ケトジェニック)

④カーボサイクル(ローファット×ローカーボの周期的組み合わせ)

⑤ベリーローカロリーダイエット(極端なカロリー制限)お勧めはしません

今回の記事で紹介するのは、②の、糖質をある程度制限しながら痩せるダイエット法です。

【結論】低糖質ダイエットを成功させるには次の事をする!

  • トレーニングでレジスタンス運動(マシンを使った無酸素運動)を行うことでグリコーゲン(身体にため込まれている炭水化物)をなるべく早く消費(枯渇)させる
  • 早い段階で脂質をエネルギーとして燃焼利用しやすい身体に体質を変える
  • 高タンパク質、高脂質、低糖質の食生活を継続する
  • 水分、食物繊維(野菜、海藻)をしっかり摂る
  • 腹八分目にする
  • 塩分は少な目(1日7g以内)
  • ウォーキングを行う

低糖質ダイエットの特徴(他のダイエット方法との違い)

  • ◯脂質を沢山食べるので空腹になりづらい
  • ◯血糖値が安定する
  • ◯比較的瘦せるスピードが早い
  • ◯ケトジェニックダイエットへのスムーズな移行が出来る
  • ◯食品を選択するのが簡単
  • ✕炭水化物を制限しなければならない
  • ✕希に起こる色素性痒疹に注意
  • ✕食物繊維が不足しやすいので便秘になりやすい
  • ✕炭水化物を減らすことでトレーニング中のパワーが出づらい

目次

3大栄養素とPFCバランス

➀炭水化物(Carbo)  1g=4kcal
▶米、パン、麺などに多く含まれます。人が動くためのエネルギーになる栄養素です。炭水化物を食べると、糖質(グルコース)に分解されて小腸から血管内に放出されます。(この時に血糖値が上昇します)
その後、上昇した血糖値を下げるために膵臓からインスリンが分泌されて筋肉と肝臓に運ばれ、グリコーゲンとして貯蔵されます。(運動する時にエネルギーとして使われます)
血糖値の上がりやすいフードを食べすぎると糖質が中性脂肪に変換されてしまうので注意が必要です。

この炭水化物(糖質)をなるべく抑えることで血糖値の上昇を抑えて中性脂肪になりにくくするのが低糖質ダイエットでは重要です。糖質を抑えるとエネルギーがなくなるのでは?と疑問に思いますよね。大丈夫です。脂肪をエネルギーとして使うからです。

②脂肪(Fat) 1g=9kcal

▶油脂などがあたります。青魚、アボカド、チーズ、シーチキン、マヨネーズなどに多く含まれます。空腹などの緊急時に身体をエネルギーとして動かすために貯蔵されているエネルギーの塊のようなものです。脂肪の役割として体温維持細胞膜の構成血液ホルモンの材料として利用衝撃の吸収などがあります。

脂質は良く悪者扱いされやすい栄養素ですが、実際は身体にとって必要不可欠な栄養素です。そして、低糖質ダイエットやケトジェニックダイエットではこの脂肪の摂り方が非常に重要になります。

③たんぱく質(Protein) 1g=4kcal

▶肉、魚、卵、納豆、乳製品などがあたります。筋肉、皮膚、髪の毛、臓器、骨、歯、など、身体を作る栄養素。英語では「protein(プロテイン)」ギリシア語ではプロティオスといい、「第一に大切なもの」という意味で使われます。
タンパク質を摂取することで基礎代謝が向上し、太りづらく痩せやすい身体へと作り変えます。

上記の①~③の、糖質・脂質・たんぱく質という3大栄養素を食べる配分(バランス)を決めることがダイエットにおいて重要になります。人にはそれぞれ自分に合った栄養配分があります。これをPFCバランスと言います。Pはたんぱく質(Protein)、Fは脂質(Fat)、Cは炭水化物(Carbo)です。

PFCバランスの決め方

次の順番で決めましょう。(例)体重60kg 体脂肪30% 基礎代謝1000kcal

➀1日の摂取カロリーを決める

▶基礎代謝(1000kcal)✖1.3(日常生活代謝)=1300kcal(1日の消費カロリー)

▶1日の消費カロリー(1300kcal)✖80%=1040kcal(1日の食べる量)

これで、1日において1040kcal食べても良いという設定ができました。

②たんぱく質量を決める

▶体重(60kg)✖体脂肪率(30%)=18kg(身体に溜めている脂肪の重さ)

▶体重(60kg)-18kg(脂肪)=42kg(徐脂肪体重:筋肉と臓器と骨の重さ)

▶徐脂肪体重(42kg)✖1.563 (タンパク質の食べる量)

63✖4kcal(たんぱく質のカロリー)=252kcal

1日のたんぱく質量は63g(25kcal)になります。これは、肉や魚を手のひら3杯分食べる量に匹敵します。

③炭水化物(糖質)の量を決める

▶理想は限りなく0gに近づけることですが、いきなり糖質を無くすと体調不良を起こす可能性があります。まずは100g(400kcal)から始めてみましょう。これは、御茶碗に白米2杯分(糖質量110g)にあたります。つまり、朝、昼は白米を食べて、夜は炭水化物は禁止にするというやり方です。

▶2週間くらいで慣れてくれば、1日の糖質を約50g(白米茶碗1杯分)に変えます。具体的には、朝に糖質を多く含んだ白米を食べて、昼と夜は炭水化物を禁止にします。

④脂質の量を決める

▶一日のカロリー(1040kcal)-タンパク質(252kcal)-糖質(400kcal/変動する)388kcal(脂質)

▶388kcal÷9=43g(脂質の量)

つまり、PFCバランスは、

たんぱく質 63g(252kcal)

脂質 43g(388kcal)

炭水化物 100g(400kcal)

合計 1040kcal /1日の食事量

ということになります。

1日の食事のイメージ

炭水化物(段々減らす)脂質タンパク質
〇(いづれ無くす)
△(初期は食べる)
×(食べない)
1日の食事配分
・糖質20%
・タンパク質30%
・脂質50%
  • 最初は夜の炭水化物を控えるところから始めましょう。これである程度痩せます!
  • 停滞期になると、今度は昼の炭水化物を控えましょう。その代わり脂質の量を抑えます。これでまた痩せていきます。
  • 脂質とタンパク質は常に食べるように意識しましょう。

炭水化物(糖質)の摂り方

  • 1日に摂取する糖質量を100g以下にする
  • 血糖値の上がりにくい(GI値の低い)食材を選ぶ

糖質量の目安

白米1膳 55g
食パン1枚 27g
うどん1玉 42g
パスタ1束 69g
ジャガイモ1個 25g
バナナ1本:22.6g

▶まずは朝はパン1枚、昼は白米お茶碗少なめ、夜の炭水化物は無し。これで1日当たりの糖質量を100g以内に抑えることができます。すこしきつくても良いから早く結果を出したい人は、糖質50g以下をいきなり目指してみても良いかもしれません。いづれは3食全ておかずと野菜のみで済ますようにします。

▶血糖値の上がりにくい食べ物は、白色ではなく、茶色・褐色のものを選んで頂くと良いです。

※血糖値の上昇具合をGI値(グリセミックインデックス)と言います。GI値の高い物を食べると血糖値が高まるスピードが早くなり、中性脂肪になりやすくなります。なるべくGI値の低い物を食べるように心がけましょう。

【高GI値の食べ物】

白米、ジャガイモ、食パン、うどん

【低GI値の食べ物】

玄米、サツマイモ、そば、ライ麦パン

たんぱく質の摂り方

▶肉・魚・乳製品などの動物性たんぱく質と、納豆・大豆・豆腐・その他野菜から摂れる植物性たんぱく質がありますが、動物性たんぱく質をメインに摂るべきです。人間も同じ動物なので筋肉になりやすく代謝も上がりやすいというメリットがあります。どのくらい摂れば良いかというと、最低でも体重をgにした量を取るべきです。例えば、60㎏の体重の人は、最低でも60gのタンパク質が必要になります。

肉や魚が手のひらサイズ(質量約100g)に含まれるたんぱく質の含有量は約20gです。

肉・魚 手のひらサイズで20g

卵1個 約6g

絹ごし豆腐 約5g

納豆 1パックあたり約8g

プロテイン 1杯あたり約15~25g

脂質の摂り方

▶動物性脂質の多い牛肉の霜降、豚のばら肉などの摂りすぎは注意。不飽和脂肪酸と言われる種類の油を積極的に摂るのを勧めます。

・飽和脂肪酸:肉、バター、常温で固体のもの。血管内でLDLコレステロールとして固まりやすくなる

・不飽和脂肪酸:常温で液体のもの。オメガ3・6・9の3つに分かれる

▶オメガ3:特に積極的に摂りたい油。青魚、アマニ油、えごま油、クルミにたくさん含まれます。ダイエット効果だけでなく、血管や脳にも特に良い効果があります。うつ病の改善効果も期待できます。

青魚なら缶詰1日1個、アマニ油やえごま油なら、1日ティースプーン1杯を摂るようにしましょう。クルミなら1日当たり10~20粒食べます。

▶オメガ9:調理油として使用するなら、オメガ9と呼ばれるエキストラバージンオリーブオイルを勧めます。オリーブオイルは酸化に強いので調理用として重宝できます。オメガ3は酸化しやすいので調理には向きません。

▶オメガ6:サラダ油、紅油、コーン油、ひまわり油、ごま油の事です。必須脂肪酸と呼ばれていて、体内では生成できない重要な油です。少量なら効果的なのですが、現代社会人は必要量の40倍以上摂ってしまっていると言われています。摂りすぎです。この油を摂りすぎた場合は動脈硬化やアレルギー疾患を悪化させるリスクがあるので気を付けましょう。特に揚げ物、コンビニ弁当、総菜、スナック菓子に多く含まれているので要注意です。

▶トランス脂肪酸:人工的に作られた脂です。マーガリン・菓子パン・クッキー・ケーキ・スナック菓子に含まれます。原材料表示には「ショートニング、加工油脂、植物油脂」と記載されています。安価で大量製造しやすい反面、摂りすぎると糖尿病・アレルギー疾患・鬱・肥満などのリスクがあります。

【脂質まとめ】

  • オメガ3:積極的に摂る。青魚、アマニ油、えごま油、ナッツ類
  • オメガ9:調理に最適。オリーブ油。オメガ3と似たような効果があり。
  • オメガ6:できる限り控える。サラダ油、大豆油、ごま油。
  • トランス脂肪酸:絶対取らない

低糖質の食事内容

食べても良い食材

・卵白
・ヒレ肉・鶏肉・牛肉・豚肉・鹿・馬・羊・砂肝・レバー・魚介類(マグロ・カツオの赤身など)
・甲殻類(エビ・カニ・カキ)クラゲ・イカ・タコ
・アボカド・ギリシアヨーグルト・チーズ・コーンビーフ・ナッツ類・

・葉物野菜・緑色野菜(ブロッコリー・カリフラワー・レタス・キャベツ・白菜・きゅうり・ネギ・小松菜・ほうれん草)
・海藻類・おくら・きくらげ
・大豆類(豆乳(無調整)・納豆・豆腐・おから)
・キノコ類・ツナ・サバ缶(水煮)・こんにゃく

※糖質をほとんど含まないものを食べましょう。
※脂質を多く含むものを食べましょう。
※糖質と脂質を抑えてしまうと、たんぱく質のみになってしまい、脂肪燃焼効果が減ってしまうだけでなく、体調不良にもなります。

極力控える食材

・加工品(ソーセージ・練り物(ちくわ、かまぼこ、つくね)
・乳製品(糖質が多い物)
・味付きヨーグルト・低脂肪乳
・根菜類(イモ類、ニンジン、玉ねぎ、コーン、カボチャ、トマト)
・穀物(米類、パン類、麺類)
・果物全般・揚げ物(衣がついてるのでNG)

※根菜類(土の中で育った野菜)は、糖質を含む食品が多いです。一つ一つは少ないですが、空腹時はつい沢山食べがちになるので気を付けましょう。

外食の店を選ぶならここ!

◎居酒屋

お勧め食材:焼き鳥・ステーキ・馬刺し・刺身・焼き魚(ほっけ、さば、さんま)・イカ・タコ・エイヒレ・ししゃも・ダシ巻き卵・茶碗蒸し・冷奴・厚揚げ・海藻サラダ・シーザーサラダ・塩だれキャベツ・キノコ炒め・味噌汁・ワカメスープ

※基本何でもそろっているので、豊富に食材を選ぶことができます。

〇焼肉屋

焼肉のたれは✕レモン汁を使用。
お勧め食材:タン・胸肉・もも肉・ハラミ・ヒレ・ランプ・肩・ハツ・レバー・ハチノス・センマイ・ミノ・マメ・ワカメスープ・卵スープ

〇定食屋、〇しゃぶしゃぶ店、〇ファミレス

※肉料理、サラダなどはOK、ポテト、パスタ。サンドイッチはNG

〇鉄板焼き

※ステーキ、キノコ炒め、イカ炒め、肉野菜炒めはOK
お好み焼き、焼きそば等の小麦粉を使ったものはNG

✕中華料理

※餃子、シューマイ、春巻き等の皮にも糖質が多く入っているのでNG
野菜炒め、肉炒め、海鮮炒めはお勧めだが油が多いのでオメガ6の悪い脂質を必要以上に摂りすぎる可能性あり。塩分の摂りすぎにも注意

×ラーメン屋うどん屋、そば屋
×ファーストフード
×カレー屋
×寿司屋

※炭水化物メインの食材なのでNG

※残念ながら外食は基本的にはやらないに越したことはないです。なぜなら「美味しい」と錯覚させるために大量の油やバターを使用している可能性が高いからです。実際料理によってはたった1品で1日に必要な脂質を優に超えているケースも少なくないです。特にハンバーグやソーセージなどのミンチが使われている料理には大量の脂身が混ぜてあることや、調理時に大量の油が使われていることがあります。

1日の食事内容

朝ごはんお勧め内容

飲み物:コーヒー・紅茶(砂糖なし、ミルクは少量OK、MCTオイル、ラカント、粉タイプのフラクトオリゴ糖OK)

乳酸菌食材:ギリシャヨーグルト、プレーンヨーグルト

おかず:低糖質パン、サラダ(お勧めはオリーブオイルと塩)、納豆、オムレツ、ワカメスープ、ハム、目玉焼き

どうしても果物が食べたい場合はキウイフルーツやリンゴ(皮つき)がお勧め

※フラクトオリゴ糖について・・・天然甘味料。人間の消化酵素では消化、吸収されずに腸内細菌のエサとなり便通の改善が期待できる。シロップよりも粉で売られているものがお勧め。

※MCTオイルについて・・・ココナッツオイルから取れる「中佐脂肪酸」。エネルギーとして使われやすく、糖質制限ダイエットの状況下においては脂肪をエネルギーに変えやすくしてくれる。

昼ごはんお勧め内容

持参のおかず:肉や魚、卵などをメインにする。サラダ、野菜炒め、小鉢(ひじき、ほうれん草の和え物)もお勧め。

外食の場合:刺身定食、ゴーヤチャンプルー定食、焼き魚定食、生姜焼き定食、牛タン定食

コンビニの場合:焼き鳥(塩)、サラダチキン、鶏肉の惣菜、ペッパービーフ、スモークタン、サラダ、ゆで卵、おでん、低糖質パン、素焼きのアーモンド・くるみ、魚の缶詰(水煮)

夜ご飯お勧め内容

基本的には炭水化物を抜き、おかずメインの食事にする。

【肉料理】
豚しゃぶサラ・豚肉とレタスのシャキシャキ炒め・茹で豚の塩だれ・豚肉とキノコのレンジ蒸・牛肉と白菜の重ね蒸し・肉巻き豆腐

【魚介料理】
鮭のホイル焼き・アジのたたきサラダ仕立て・イカのバジルしそ和え・エビとアボカドの炒め物・サバのスパイス焼き・サンマの黒コショウ焼き・シーフードサラダ・タコのゆずこしょう和え・タラのネギ蒸し・タラのレモン蒸し・ホタテのソテーバルサミコソース・マグロの温製カルパッチョ・魚介とセロリのオイスターソース炒め

【野菜料理】
豆腐と香味野菜のサラダ・オクラ納豆・キノコと豆腐の梅和え・きゅうりとじゃこのポン酢和え・ささみときゅうりのポン酢和え・ハムともやしの生姜ポン酢・ホウレン草とエビのナンプラー炒め・ホウレン草と梅和え納豆・モロヘイヤとみょうがのごま和え・生ハムのカルパッチョ・豆腐のめかぶかけ・春菊のエスニックスープ・キノコスープ・ネバネバ海藻スープ

食物繊維について

炭水化物=糖質+食物繊維です。炭水化物は、それ単体では分子が大きすぎて吸収されないので、糖質に分解されて小腸から吸収されます。この時に吸収されずに残ったものが植物繊維です。大昔はカロリーもなく不必要なものという認識だった食物繊維は、近年は非常に有用なものだと分かりました。むしろ今では栄養素の一つという考え方の方が通説です。※炭水化物の摂取を抑えている低糖質ダイエットでは食物繊維も非常に不足しやすいということを常に覚えておきましょう。経験上、腸内環境の便秘具合の状況とダイエットの成功の有無は非常に直結しています!腸内環境をいかに良好なものに保てるかがダイエット成功のカギと考えて頂ければと思います。

食物繊維の1日に必用な量=男性20g以上。女性18g以上

食物繊維の多い食材(100g単位)

モロヘイヤ:5.9g  ピーマン:2.3g  キャベツ:1.8g さつまいも1個:3g

ほうれん草:2.8g  きゅうり:1.1g  ぱせり:6.8g  レンコン:2g ごぼう:5.7g 

※土の中で育つ根菜類は糖質が多めなので食べすぎ注意。

葉物野菜や海藻であれば糖質が少ない+ビタミンミネラルが多いのでたくさん食べてOK。特に野菜は血糖値の上昇を抑える効果がある。

不溶性食物繊維

→パサパサ系の食材に多い。便のかさを増す。腸内の蠕動運動を促す。善玉菌のエサになる。

キャベツ、ごぼう、穀類、豆類

水溶性食物繊維

→ねばねば系の食材に多い。血糖値の上昇を抑える。コレステロール低下。

納豆、オクラ、サトイモ、こんぶ、わかめ、こんにゃく

両方含むもの

納豆、キウイフルーツ、キノコ、オートミール

低糖質ダイエットお勧めサプリ

お勧めのサプリメント

➀プロテイン
  たんぱく質を手軽に補うことができる。筋肉の回復を早める
②CLA(共役リノール酸)
 中性脂肪を分解して血中脂肪酸濃度を高める
③カルニチン
  ②で血管内に排出された脂質を細胞内のミトコンドリアまで運んでエネルギーにしやすくする
④キトサン(食物繊維の一種)
  外食で活用できる。摂りすぎた油を吸着して便として流す。
⑤マルチビタミン&ミネラル
  ほぼ全てのビタミンとミネラルを補充できる。
⑥BCAA(分岐差アミノ酸)
  運動中に筋肉の分解を防ぐことができる代謝とパフォーマンスをなるべく保ったままダイエット。

お勧め商品

➀ロカボナッツ
  減塩で素焼きの物を選ぶ
②MCTオイル
   脂肪をエネルギーに変換しやすくなる
③ココナッツオイル
   MCTオイルと同じで、脂肪をエネルギーに変換しやすくなる
④マヨネーズ
   糖質がほとんどなく、効率よく脂質を摂れる。調味料は必ずこれ
⑤パルスイート
   人工甘味料。人間の消化酵素では吸収されない甘味料。脂肪にならない。
⑥ラカント
   天然甘味料。人間の消化酵素では吸収されない甘味料。脂肪にならない。
⑦フラクトオリゴ糖(粉タイプ)
   腸内細菌のエサになる。腸内環境の改善につながる。
⑧ギーオイル
   高純度のバターから作られたオイル。共役リノール酸・中鎖脂肪酸・ビタミンADEKが含まれる。高い抗酸化作用。加熱に強い。
⑨ビオフェルミン
   便秘対策

太るメカニズムとは

▶太ってしまうパターンは、主に下記の2通りが考えられます

  • ➀消費カロリーよりも、摂取カロリーの方が上回っている
  • ②血糖値上昇の高い糖質を摂りすぎている

血糖値が上がりやすい炭水化物を食べすぎると、肝臓と筋肉では溜められるのに限界が来てしまい、蓄えきれなくなってしまします。急激に限界まで上昇した糖質は中性脂肪に変換されて内臓脂肪や皮下脂肪として別の形で蓄えられるようになってしまいます。
 また、糖質を摂取した時に分泌されるインスリンは、グルコースだけでなく血中の脂肪酸も取り込むことを促してしまいます。糖質と脂質のセットの食事を摂り続けることで身体は脂肪を蓄える体質へと変化してしまうのです。

太ってしまう食材の組み合わせ

脂質が多い+糖質の多い食材

かつ丼、ラーメン、ピザ、ハンバーガー、スイーツ、スナック菓子、菓子パンなど
それに加えてスポーツドリンク、甘いジュース

太らないために工夫できることは

飲み物:水、お茶、紅茶(無糖)、ブラックコーヒー、糖質0コーラ
お酒:焼酎、ウィスキー、ブランデー、ジンなどの蒸留酒、0糖質ビール、0糖質チューハイ、

※アルコールはエンプティーカロリーといわれており、カロリーがあるが栄養が無い飲み物です。糖質を無くしているとしても、カロリーを無駄に摂ってしまうので飲みすぎには注意が必要です。


健康的に痩せる為に

  • ➀運動で消費カロリーを増やす
  • ②食事からの摂取カロリーを減らす

▶身体はカロリー不足になるとエネルギーが必要と感じ、インスリンの対となるホルモンであるグルカゴンの分泌により中性脂肪が分解されて血中脂肪酸が高まります。
その脂肪酸が細胞内にあるミトコンドリアに運ばれて、エネルギーとして活用されます。

※つまり、空腹状態でグルカゴンを分泌することは痩せることに繋がります。ダイエットしている方にとって空腹は味方です。

摂取カロリーを減らす3パターン

➀たんぱく質を減らす
絶対にやってはいけません。たんぱく質を減らすと筋肉を分解してしまうので基礎代謝が低下してしまいます。その結果リバウンドに繋がって益々太ってしまいます。ダイエット中は普段の食事以上にたんぱく質に意識を傾ける必要があります。

②脂質を減らす
低糖質ダイエット中はある程度の脂質は必用になります。しかし普段の食事はフライ、天ぷら、お菓子などの脂っこい食べ物を控えましょう。栄養素で一番カロリーが高いのは脂質です。1g=9kcalなので同じg数でも炭水化物より2倍以上のカロリーを摂取することになります。
脂質は極端に減らすとホルモンバランスを崩す場合があるので適度に良質な油を摂るように心がけましょう。

③炭水化物(糖質)を減らす
▶糖質を減らすことで血糖値を減らすことができるので痩せやすくなるだけでなく、糖尿病などの疾病も予防できます。まずは1日当たり100g程度にして様子を見てみましょう。慣れてきたら100g>50g>20g等の様に徐々に減らしていきます。それに伴って脂質の量は徐々に増やします。

※糖質を50g以下にすると一段と痩せる効果が早まります。身体のエネルギー機構が糖質中心から脂質中心に切り替わるため、脂肪燃焼モードになります。

まとめ

▶この記事では、糖質を減らしてたんぱく質と脂質をしっかり食べることによって、身体のエネルギー燃焼を糖質→脂質中心になるようにするための方法について記載しました。個人的には自分の身体で実験したところ非常に早い段階から痩せることができ、ストレスも比較的少ないことからお勧めであると感じました。
人により脂質を制限するダイエットや、糖質を制限するダイエットは体質によって成果が変わります。低糖質ダイエットと運動の組み合わせを正しく行っても痩せることができない方はもしかしたら脂質制限ダイエットの方が体質的に合っている可能性もあります。
先ずは自分自身で試してみるのが良いかと存じます。ダイエットはまず自分自身を知ることか始まる!という言葉があります。ダイエットは一生に一度で終わりではなく、定期的に何回も行うことで段々と上手く、より効率的に痩せることができるようになりますので、まずは行動から始めてみましょう!


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